価格.com

引越し

必ず知っておきたい敷金返還のポイント

引越し手続き完全ガイド 費用を安くするコツや手続きリストなど、効率よく引越しできるお役立ち情報をご紹介します。
  • 引越し前にやること
  • 住居の手続き

必ず知っておきたい敷金返還のポイント

更新日:2016年12月8日

敷金はどれくらい返金されるものなのでしょう?少しでも多く返金してもらうために、知っておくべきこと、できることを確認しておきましょう。

敷金は原状回復や未払い家賃への充当にのみ使われる

敷金とは、退去時に原状回復のために使われる費用です。通常は原状回復さえしておけば全額返金されることになります。しかし、実際にはその返金額は様々。全額返金されるケースもあれば、まったく返金されず追加請求されたというケースもあるほど。まずは「誰がどこまで負担すべきなのか」を知っておきましょう。この負担すべき範囲を知っていれば余計な負担をしなくて済みますし、誤って請求されることも避けられます。

時間経過や通常使用での損耗は貸主の負担、それ以外は借主の負担

少しでも敷金の返金額を増やすために、できるだけのことはしておきたいですね。ここでは国土交通省によるガイドラインを元に貸主が負担すべきもの、借主が負担すべきものの例をそれぞれご紹介します。

賃貸人の負担となるもの 賃借人の負担となるもの
床(畳、フローリング、 カーペットなど)
  1. 畳の裏返し、表替え
    • (とくに破損などしていないが、次の入居者確保のために行うもの)
  2. フローリングワックスがけ
  3. 家具の設置による床、カーペットのへこみ、設置跡
  4. 畳の変色、フローリングの色落ち
    • (日照、建物構造欠陥による雨漏りなどで発生したもの)
  1. カーペットに飲み物などをこぼしたことによるシミ、カビ
    • (こぼした後の手入れ不足などの場合)
  2. 冷蔵庫下のサビ跡
    • (サビを放置し、床に汚損などの損害を与えた場合)
  3. 引越作業などで生じた引っかきキズ
  4. フローリングの色落ち
    • (賃借人の不注意で雨が吹き込んだことなどによるもの)
壁・天井(クロスなど)
  1. テレビ、冷蔵庫などの後部壁面の黒ずみ
    • (いわゆる電気ヤケ)
  2. 壁に貼ったポスターや絵画の跡
  3. 壁などの画鋲、ピンなどの穴
    • (下地ボードの張替えは不要な程度のもの)
  4. エアコン(賃借人所有)設置による壁のビス穴、跡
  5. クロスの変色
    • (日照などの自然現象によるもの)
  1. 賃借人が日常の清掃を怠ったための台所の油汚れ
    • (使用後の手入れが悪く、ススや油が付着している場合)
  2. 賃借人が結露を放置したことで拡大したカビ、シミ
    • (賃貸人に通知もせず、かつ、拭き取るなどの手入れを怠り、壁などを腐食させた場合)
  3. クーラーから水漏れし、賃借人が放置したため壁が腐食
  4. タバコなどのヤニ・臭い
    • (喫煙などによりクロスなどが変色したり、臭いが付着している場合)
  5. 壁などのくぎ穴、ネジ穴
    • (重量物をかけるためにあけたもので、下地ボードの張替えが必要な程度のもの)
  6. 賃借人が天井に直接つけた照明器具の跡
  7. 落書きなどの故意による毀損
建具など、襖、柱など
  1. 網戸の張替え
    • (破損はしていないが、次の入居者確保のために行うもの)
  2. 地震で破損したガラス
  3. 網入りガラスの亀裂
    • (構造により自然に発生したもの)
  1. 飼育ペットによる柱などのキズ・臭い
    • (ペットによる柱、クロスなどにキズが付いたり、臭いが付着している場合)
  2. 落書きなどの故意による毀損
設備、その他
  1. 専門業者による全体のハウスクリーニング
    • (賃借人が通常の清掃を実施している場合)
  2. エアコンの内部洗浄
    • (喫煙などの臭いなどが付着していない場合)
  3. 消毒(台所・トイレ)
  4. 浴槽、風呂釜などの取替え
    • (破損などはしていないが、次の入居者確保のために行うもの)
  5. 鍵の取替え
    • (破損、鍵紛失のない場合)
  6. 設備機器の故障、使用不能
    • (機器の寿命によるもの)
  1. ガスコンロ置き場、換気扇などの油汚れ、すす
    • (賃借人が清掃・手入れを怠った結果汚損が生じた場合)
  2. 風呂、トイレ、洗面台の水垢、カビなど
    • (賃借人が清掃・手入れを怠った結果汚損が生じた場合)
  3. 日常の不適切な手入れもしくは用法違反による設備の毀損
  4. 鍵の紛失または破損による取替え
  5. 戸建賃貸住宅の庭に生い茂った雑草

簡単にまとめると、時間経過や通常使用での損耗は貸主の負担、それ以外は借主の負担となります。上記のような借主の負担すべき損耗を回復させることを、原状回復と言います。経年変化や通常使用での損耗に関しては原状回復の範囲に含まれません。

経年変化・通常損耗の回復費も家賃に含まれている

実は、経年変化・通常損耗の回復費用は家賃に含まれているのです。つまり、借主はすでにこれらの回復費用を支払っているのですから、別途請求されることはありません。しかし、業者によるハウスクリーニングの負担については注意が必要です。ガイドラインでは貸主負担となっていますが、賃貸契約書の特約として入居者が負担するよう明記されているケースも少なくありません。契約書の内容をよく確認してください。

長く住めば敷金はたくさん返ってくる?

国土交通省によるガイドライン内では「賃借人の負担については、建物や設備などの経過年数を考慮し、年数が多いほど負担割合を減少させることとするのが適当である。」とされています。たとえば、家電製品を買って使用した後、リサイクルショップで買い取ってもらっても新品同様の値段がつくことはほぼありませんよね。これは時間の経過や使用によって価値が減少したからです。物件も同様に、新築時(あるいは設備の交換時)から年数が経過するほど価値は下がるという考え方をします。つまり、年数が経つほど原状回復の範囲とされるラインは低くなり、敷金の返金額が増える可能性があります。しかし、価値の下がった物件だからといって故意に汚したり壊したりしてもよいということはありません。

退去立会いは必ず行い、納得できるまでサインをしない

敷金は退去してから1か月後ぐらいで返還されるのが一般的ですが、この金額の決め手になるのが「退去立会い」です。退去立会いとは、管理会社の担当者か大家が、退去前(または退去後)に部屋に入り、居住者の立ち会いのもとに修繕か所をチェックすることを言います。
この立会いにきちんと知識をもって望めば、相手に言われるままにサインをすることもなく、敷金の返金額も適正になることでしょう。

返金額に納得がいかなかったり、後になって高額な請求がきたりするトラブルもありえます。もし納得できない場合はその場でサインをせず、大家や管理会社に返金額を決定した根拠を問い合わせましょう。 それでも納得できなければ、自治体の不動産相談窓口か、国民生活センターに相談するとよいでしょう。相談にあたっては、自分の主張だけでなく相手の言い分もきちんと伝えることが大切です。

関連記事

スマイティ 不動産住宅情報サイトのスマイティ

引越し手続き完全ガイド

引越し前にやること

日程を決める
業者を決める
住居の手続き
住所変更
荷造り・梱包
不用品処分・掃除
専門業者に依頼

引越し前日にやること

引越し当日にやること

引越し後にやること

引越しトピックス

引越し関連コンテンツ

ネットでカンタン入力

あなたの引越し料金を調べましょう。1人1人ちがう荷物量や、あなたがお住まいの地域によって対応できる引越し業者も様々。実際の引越し条件を入力して、あなたの引越し料金を知りましょう。

  1. 1 現在の郵便番号
    郵便番号を調べる
  2. 2 引越し先の住所
  3. 3 引越し人数

見積もり無料、入力はたった3分

一括見積もりスタート

このページの先頭へ

Copyright © Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved. 無断転載禁止