引越しでベッドは持っていける?ベッドの運搬方法と処分の仕方
更新日:2020年3月3日
引っ越しをしようとした時にベッドを新居に持っていくか、処分して新しく買い替えるかは悩みどころです。
ベッドは大きさや種類によっては運搬するのに解体が必要だったり、そもそも運べなかったりするものがあります。また、マットレスは大きさや種類によって容易に運び出せないものもありますが、ベッドと違い解体しての運搬は難しいです。
それでは引っ越しでベッドを持っていく、あるいは処分するにはどうすればよいのでしょうか。解体や運搬の方法、処分の仕方について詳しく見ていきましょう。
ベッドは家財道具のなかでもとくに大きく、そのままでは運べないことがほとんどです。引っ越し先でも同じベッドを使用したい場合、まず以下の3つを確認しましょう。
引っ越しでベッドを運搬するための準備から運び出し、注意点をまとめました。
引っ越しでベッドを運搬するには「ベッドを運びやすいサイズに解体できるか」の確認が必要です。 ベッドの大きさは一般的には縦幅が195〜200cmとなり、横幅はセミダブルより大きいベッドだと120cm以上にもなります。そのため、そのままではベッドを運べないということもあります。ちなみにベッドサイズの目安は下記をご参照ください。
組み立て式のベッドを運搬するにはまず、解体作業を行います。また新居に運んだ後は解体前の状態に組み立てる必要があります。どちらの場合もきちんとした道具を使ってください。解体方法・組み立て方法については次のとおりです。
最初にコンセントを外してから、解体を始めてください。作業中に感電したり、配線コードを切ってしまったりする恐れがあります。
飾り棚や引き出しが抜きにくい時はプラスチック製のハンマーで叩いて抜き取りましょう。その際に鉄のハンマーは使用しないでください。叩いたところがへこんでしまい、ベッドを傷つけてしまいます。
組み立て式のベッドの解体や組み立てには下記の注意が必要です。
解体、組み立て作業で一番大事なことは無理をしないことです。無理やり作業をしてネジやフレームが曲がるとベッドをきちんと組み立てられなかったり、きしみの原因になったりします。それだけでなく、けがをしたり床や壁などを傷つけたりする恐れもあります。自力での作業が難しいと思ったら、無理せずに引越し業者にまかせるのも1つの手です。依頼する業者が解体や組み立てに対応してくれるかは見積もりの際に確認するとよいでしょう。
折りたたみ式のベッドや解体できないベッドの事前準備はそれほど必要ありません。マットレスなど外せるものだけ外しておきましょう。
折りたたみ式のベッドは折りたたんでコンパクトにするだけで運搬が可能です。ただ、折りたたんだ後のサイズでも運搬に支障がある場合は、組み立て式のベッドと同様に解体作業が必要になることもあります。
解体できないベッドを運ぶ場合、サイズが小さければ問題はありません。しかしセミダブル以上のベッド、とくにクイーンサイズやキングサイズなど大きなものは搬出・搬入にクレーンが必要になる可能性もあります。その場合、別途費用が発生することが多いので金額を確かめておきましょう。
ベッドを新居へ運ぶためには、まず「旧居からベッドを運び出せるか、新居にベッドを運び込めるか」を確認しましょう。 運搬経路の幅に問題はないか、ベッドを設置する部屋に十分なスペースがあるかどうかも大切です。 ほかにもベッドだけを運んでもらう場合や自分で運搬する場合など、運搬する際に気を付けるべき点を見ていきましょう。
ベッドは大きな家具のため、運搬経路の確認は必須です。クレーンでの搬出・搬入が必要になるかなども事前に確認しておきましょう。搬出・搬入ついては以下を押さえておくとよいでしょう。
部屋の入り口から出せないのでは運びようがありません。ベッドが入り口や玄関を通れるか、入り口の幅とベッドの幅、両方とも確認しておきましょう。
廊下を通れなければ外へ運び出すことはできません。また、マンションやアパートの場合、共有部分の廊下の確認も必要です。ベッドを運ぶのに十分な幅があるか確かめておきましょう。
エレベーターがある場合、ベッドが入るスペースがなければ運搬で利用できません。階段を利用する場合は、階段の幅、踊り場のスペースなどの確認もしておきましょう。
入り口や廊下の幅、エレベーターの広さなどによりベッドを運び出せない時はクレーンで搬出・搬入を行ってくれる場合があります。ただ、別途追加料金が発生する可能性がありますので、事前に運搬経路の確認をして、業者に見積もりをする際に相談してみましょう。
引っ越し費用を安く済ませるために自分でベッドを運べるのか気になる人もいるでしょう。自分でベッドを運ぶ場合は以下をふまえて行ってください。
自分でベッドを運ぶ場合、運搬中に何かあっても保険がききません。安全に注意して、無理せずに運搬しましょう。
引越しを安く済ませたい、けれどベッドを自分で運ぶのは難しいという場合はベッドだけ業者に運搬してもらう方法もあります。その場合は次の点に注意し、引越し業者、宅配便などの料金やサービスをよく比較して、検討してみましょう。
業者によっては大型家具のみの運搬も対応してくれますので、ベッドの運搬とあわせて確認してみてもよいでしょう。
ベッドの運搬で見落としがちですが、マットレスや布団を運ぶのにも注意が必要です。それぞれの注意点や運搬については以下のとおりです。
マットレスや布団が雨で濡れないようにビニール袋に包んで運搬する
マットレス梱包用のカバーや布団袋の用意がある業者もあるので、事前に何枚提供してもらえるか確認しておく
マットレスも布団も快適な睡眠には欠かせないものです。引越しで汚してしまわないよう、ていねいに梱包して運びましょう。
新居に運び込めないなどの理由で引越しを機に新しいベッドを購入する人もいるでしょう。ベッドを処分する場合、主な方法としては以下の5つがあります。
それぞれ、どのように処分すればよいのでしょうか。処分方法やポイントを押さえておきましょう。
ほとんどの自治体ではベッドを粗大ごみとして回収してもらうことができます。自治体での回収は地域によってルールが異なりますので、自分の地域がどのように回収しているか、よく確認しておきましょう。回収までの基本的な流れや注意点は次のとおりです。
一部自治体ではLINE受付で粗大ごみ回収の申し込みが可能です。(2020年2月時点で福岡市のみ) LINE Payでのお支払いとすれば粗大ごみのシールの購入も不要となります。該当地域にお住まいの方はLINE受付を利用してもよいでしょう。
ベッドを買い替える場合、購入したお店で古いベッドを引き取ってもらえることもあります。お店での引き取りは以下に注意して、確認しておくとよいでしょう。
たとえば脚付きマットレス1点を購入の場合、ベッドとマットレス各1点の引き取りが可能なお店もありますが、マットレスのみの引き取りとするお店もあります。購入するお店がどのような条件や手数料となるか、希望する条件を満たせるかどうかよく考えて検討しましょう。
ベッドを不用品回収業者に引き取ってもらう方法もあります。業者や対象の地域などによって費用が変わってきますので、複数の業者に見積もりをお願いして確認するとよいでしょう。自治体の回収の日程が合わない場合や急いで処分したい時などは利用してもよいかもしれません。
ベッドの状態がよければリサイクルショップで買取ってもらったり、フリマアプリやネットオークションで販売することも可能です。どちらの場合も販売金額を引越し費用の足しにできる点はメリットですが、デメリットもあります。 リサイクルショップやフリマアプリなどを利用する時は以下に注意しましょう。
引っ越し業者によっては不用品を引き取ってくれるところもあります。依頼する業者が処分に対応してくれるかは見積もりの時に確認しておきましょう。
ベッドの運搬は解体が必要だったり、人手が必要だったりと自分で行うには大変です。ほかにも引越しの準備を進めるなかで余計な手間や時間がかかってしまいます。同じベッドを引っ越し先でも使いたい場合、無理せず引っ越し業者にまかせましょう。 なるべく安く、安心してまかせられる引越し業者を探すには一括見積りを利用するとよいでしょう。
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