「大安吉日」?縁起のよい引っ越しの日取りは?
更新日:2016年12月8日
日本では昔から暦に割り振られている「大安」、「仏滅」などの六曜。引っ越しの日取りを決めるにあたり、この六曜を参考にすることが多いようです。それぞれの意味を知ったうえで、引っ越しに最適の日を決めましょう。
六曜とは、日本の暦の中で有名な暦注の1つ。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種のことで、カレンダーで見かけることも多いのではないでしょうか。
六曜によって冠婚葬祭の日取りを決めるのは一般的ですが、引っ越しの日取りを決める際にも参考になります。まずそれぞれの吉凶や意味を知っておきましょう。
六曜 | 吉・大吉 | 凶 |
---|---|---|
先勝(せんしょう、さきがち)
|
午前中は吉 | 14時〜18時まで凶 |
友引(ともびき)
|
朝は吉 夕方は大吉 |
昼は凶 |
先負(せんぷ、さきまけ)
|
午後は吉 | 午前中は凶 |
仏滅(ぶつめつ)
|
なし | どの時間帯も凶 |
大安(たいあん)
|
どの時間帯も吉 | なし |
赤口(しゃっこう、せきぐち)
|
11時〜13時まで吉 | 11時〜13時以外は凶 |
六曜は1日単位で決まっていると思われがちですが、実は「朝・昼・夜」など時間帯によって縁起の良し悪しが変化します。ただ、具体的な時間ははっきりと示されていません。一部の六曜は○時〜○時と詳細に時間が決まっていますが、夕方とは何時から何時までをさすのか、日付が変わった0時から午前とするのか、考え始めるときりがないので目安程度に考えるのがよいでしょう。どうしても気になる場合は、おすすめの日取りをまとめましたので参考にしてみてください。
もっとも縁起がよく、どの時間帯でも吉となるため人気があります。ただし、人気があるということは予約がとりにくく業者も強気な価格設定をしている場合があるということ。どうしても大安に引っ越しをしたいなら、業者への見積もり依頼は早めにしておきましょう。
昼の時間帯のみ凶となるので、午前から引っ越しを開始し、昼頃に休憩。午後から再開するのがおすすめです。荷物が少ない場合は午後からの引っ越しでもよいでしょう。引っ越しに適した日取りですが、大安ほどは依頼が集中しないため比較的予約がとりやすく、価格設定も大安よりは低めになっている場合があります。
午前中は凶、午後は吉となる先負。荷物が少なければ午後から引越しを開始しても問題ないでしょう。
ただし、家族での引越しなど荷物量が多い時は要注意です。本来は、何よりも焦ることがよくないとされる日取りですので、午前中から引越しを開始するなら急がず焦らず、落ち着いて作業しましょう。
大安とは反対に、仏滅の日はもっとも予約が取りやすいといえます。普段は暦を気にしないような人でも、カレンダーに仏滅の文字があると、なんとなく避けたくもなるのでしょう。
ですが、六曜の縁起を気にしない場合は仏滅の日はおすすめです。値引き交渉がしやすく、業者によっては最初から安い料金設定にしていることもあります。
縁起は気になるけれど、業者の予約がとれないことや家族の予定が合わないこともあるでしょう。 そんな時は、業者の引越し日より前の大安に「最初の荷物」を運びましょう。これは「最初の荷物を運んだ日」が「引越し日」となるためです。醤油や味噌、塩を先に運び込むと、食べるものに困らないとされていますが、置き場所や並べ方などは地域によって諸説あります。
そこでおすすめしたいのが、万年青(おもと)という植物。昔から縁起がよいとされ、現在も新築祝いや引越し祝いの品として人気があります。おすすめポイントをまとめましたので、縁起が気になる人はぜひ参考にしてみてください。
どこに置いても縁起のよい万年青ですが、なかでも鬼門(北東)に置くと邪気を払うとされています。
水は土の表面が乾ききってから多めにあげるのがポイント。直射日光は苦手ですが室内なら明るい所、屋外なら午前中だけ日に当たるような所がよいでしょう。
1,000以上もの品種があるといわれている万年青。よく見かけるのは深い緑色の葉ですが、黄緑色の葉を持つ種類や明るい色の模様が入る種類など様々。このバリエーションの多さも魅力です。
大きさや種類によりますが、なかには2,000円前後で買えるものも。 価格.comで万年青を探す
六曜を気にするかどうかは本人次第です。縁起のよい日に引越ししたいのか、引越し料金の安さにこだわりたいのか、自分の中で優先順位を決めて後悔のない引越しにしましょう。
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