引っ越し業者の選び方を紹介!ポイントは相見積もり
更新日:2023年2月20日
全国規模の大手から地域密着型の中小まで、数多くの引越し業者が存在しますが、どのような基準で選べばよいのでしょうか?見積もりを依頼してから業者を決めるまで、業者を選ぶチェックポイントをご紹介しましょう。
引っ越しは頻繁に行うものではないため、多くの人は毎回業者を新しく選びます。引っ越しの条件が異なれば同じ業者でも金額が変動するため、以前利用した業者であっても同じ料金で引っ越しできない可能性があります。そのため、引っ越し見積もりは1社だけに依頼するのではなく、複数の業者に依頼して比較検討しましょう(これを「相見積もりを取る」と言います)。
手間を掛けずに複数の引っ越し業者を選ぶために使いたいのが、インターネットでの「一括見積もり」。たとえばこんなメリットがあります。
業者を自分で調べて1件ずつ電話し見積もり依頼をしていくと何度も同じことを言わなければならないし、時間もかかります。まずは一括見積もりで業者ごとの特長や料金相場を知りましょう。あまり多過ぎると1社を選ぶのに迷ってしまいますし、キャンセルの連絡をするのも一苦労。気になった業者(3〜5社程度)に依頼するとよいでしょう。
有名で多くの人が知る大手業者と、名前も聞いたことのないような中小業者。どちらにもそれぞれの特長があります。自分の引越しに合う業者を探しましょう。
業者ごとに得意分野があり、条件によっては大手同士や中小同士でも様々な金額で見積もりが出されます。自分の引越しに適した業者を見つけましょう。
一括見積もりを依頼すると、引越し業者からメールや電話で概算見積もりの連絡がくるようになります。見積もりを依頼した業者の数が多い場合、続々と届く連絡にとまどうこともあるかもしれませんが、確認点をまとめて冷静に対応しましょう。
各社から概算見積もりが提示されたら以下の3つのポイントを重点的に確認しましょう。とくに見積もりにどのサービスが含まれているかは業者によって異なりますので、重点的に確認しましょう。
もっとも気になるのは、やはり金額でしょう。しかし、合計金額だけでなく、どのような内訳でその金額になっているのかを確認することが大切です。
日にちはもちろんですが、時間の確認を怠るとトラブルになりかねません。業者の到着時刻、トラック出発時刻、トラック到着時刻、作業終了の時刻など、すべて確認しておきましょう。
受けられるサービスの内容をきちんと把握しましょう。安いと思って契約しても、自分に必要なサービスが含まれていない場合、有料オプションの追加で結局高くついてしまうことも。
概算見積もりの段階では業者も正確な見積もりを出すことは難しく、値引き交渉はしにくいです。詳細な見積もりをもらう際に交渉できそうなポイントを探しておく、というくらいの気持ちで内容を確認しておきましょう。見積もりのモデルケースをご用意しましたので、参考にしてみてください。
A社 | B社 | |
---|---|---|
運賃 | 35,000円 | 40,000円 |
人件費 |
40,000円
|
60,000円
|
資材費 |
20,000円
|
24,000円
|
養生費 | 10,000円 | 10,000円 |
工事費 |
18,000円
|
30,000円
|
小計 | 12,800円 | 16,400円 |
消費税 | 10,240円 | 13,120円 |
保険料 | 5,000円 |
0円
|
値引き | ▲3,240円 | ▲17,120円 |
総合計 | 140,000円 | 160,000円 |
A社の見積もりは項目ごとに見ても全体的に安いですが、B社は値引き額が大きいことがわかります。 項目別に確認してみましょう。
作業員の人数は、当日の作業時間に大きく影響します。少ないほうが料金は安くなりますが、減らし過ぎると作業時間が長くなったり、作業員の疲労によるミスなどが増えたりする可能性も。また、引越し先が遠い場合は旧居で作業した作業員を移動させず、新居の近くの営業所から手配することもあります。
ダンボールやガムテープなどの梱包資材です。「一式」など詳細がわからない記載の場合、何がどれだけ含まれるのか確認しておきましょう。業者によってもらえる資材の種類や量が異なります。ただし、概算見積もりの時点では業者も正確な荷物量を把握していないため、あくまでも目安として考えましょう。
どこまで含まれた料金なのか確認してみましょう。基本料金だけの安いプランの場合、工事に必要な部品代を別に請求されることがあります。
訪問見積もりでは、業者が実際に部屋を見ることで正確な荷物量や周辺の交通事情などを把握できるため、より詳細な見積もりを出すことができます。また、業者の対応やサービスを直接チェックできる大切な機会であり、値引き交渉のチャンスでもあります。どうしても引越し日以外は他人を家に入れたくない、時間がとれないなどの事情がない限り、訪問見積もりを依頼しましょう。
時間があれば3〜5社程度に依頼しましょう。その際は「相見積もりであり、ほかの業者ともアポイントメントがある」ことを伝えておきましょう。また、同じ時間に複数の業者を呼ぶのは避けましょう。効率のよい方法に思えますが、他社との同時見積もりをよく思わない業者もあるためです。余裕をもったスケジュールにしておきましょう。
では、どうしても訪問見積もりを避けたい場合はどうするのでしょうか。業者のなかには電話だけでも見積もりを出してくれるところもあります。
ただし、訪問見積もりと違って正確な荷物量を把握するのが難しいため、何かあってもよいように少し大きめのトラックを手配し、高めの料金を提示されることが多くなります。また、見積もり時の申告よりも荷物が多かった場合は追加料金を請求されたり、荷物を運んでもらえなかったりすることも。このようなトラブルを避けるため、電話で見積もりを済ませたいのなら荷物量などの情報は正確に伝えましょう。
単身での引越しで荷物が少ない場合はメールだけで見積もりを出す業者もありますが、家族での引越しの場合には難しいでしょう。メールで打ち合わせをした後、訪問見積もりをしてもらうのが現実的です。
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