効率的な荷造りの手順は?
更新日:2016年12月8日
引越しが決まったら、やることはたくさんあります。時間のかかりがちな荷造りは手早く済ませたいですね。効率的に荷造りを進めるための手順をご紹介します。
ダンボールに荷物を詰めるだけなら10日もあれば可能かもしれませんが、それだけが荷造りではありません。ダンボールの取り寄せ、不用品の処分、荷物の仕分けなど、その前にしなければいけない準備は様々。1か月前はさすがに早過ぎと思う人もいるかもしれませんが、こんなに早く仕分けを始めるのは出費を抑える2つのお得ポイントがあるからなんです。
自治体にもよりますが、粗大ゴミの回収は「月に一度」などの周期でしかやっていないことも。引っ越し直前に急に処分しようとしても間に合わない場合は、民間運営の有料サービスを利用することになります。
「それなら不用品の処分だけ先に済ませて、荷造りは後からやろう」と考えるかもしれませんが、実際には梱包を始めてから「これはやっぱり不要だな」などという物も出てきます。早いに越したことはありません。
引っ越し業者の見積もりは、移動距離・引っ越し日程と荷物量で決まります。旧居の荷物をすべて運ぶことが決まっていれば問題ありませんが、引っ越し後に不要なものは新居に運ぶ前に処分することで見積もりを安くできます。引っ越し業者の訪問見積もりまでに処分が間に合わなくても処分することが決まっていれば、その荷物は見積もりに含めないように頼んでおきましょう。紙に「処分」などと書いて貼っておくのも、わかりやすくてよいかもしれませんね。
引っ越しは不用品処分のよい機会。しかし、いざ仕分け作業を始めると思い出が蘇ってなかなか作業が進まず、思った以上に時間がかかってしまうということも。室内に「捨てる」コーナーを設けて、捨てる予定のものを移動していくのがおすすめです。
判断に迷うものは「思い出の品」ばかりと思いがちですが、食器類や衣類などについても、本当に必要かどうか事前に決めておくようにしましょう。
不用品の仕分けが終わったら、新居に運ぶものの荷造りを進めます。
荷造りは使用頻度の低いものから順に進めるのがおすすめです。普段使わないものなら、早めに梱包してしまっても日常生活に影響はありません。
雛人形や五月人形、クリスマスツリーなど年に数日しか使わないようなものは箱にしまったままという人も多いのではないでしょうか。買った時の梱包材を捨てていなければそのまま使えますが、捨ててしまった場合はていねいに梱包しましょう。とくに雛人形や五月人形はとても繊細で素材によって適した梱包材があります。不安があれば人形を買った店や引っ越し業者に梱包方法についてきいてみてもよいでしょう。
物置や納戸、押し入れの奥などにしまいこんであるもの、季節ものの衣類や家電は処分品も仕分けながら荷造りを早めに済ませてしまいましょう。また、本、CD、DVDなどが大量にある場合も、必要最低限のもの以外は早めに荷造りを。
たとえば傘やレインコートなどの雨具、アイロンなど「時々必要になるけれど、毎日のように使う訳ではない」くらいのものが、いつ梱包するか一番悩んでしまうかもしれません。焦って早く梱包し過ぎると、後で必要になった時に面倒です。引越し日まで本当に必要ないのかを考えながら梱包しましょう。ダンボールに入れるだけで、フタを閉めずに置いておくと安心です。
毎日使うものは直前まで梱包しないようにします。食器や調理器具は当日使うものだけを残して梱包し、最後にどこに梱包するかある程度イメージしておけば、前日や当日に慌てることもありません。種類別に箱を分けるのではなく「新居で引越し当日に使いたいもの」をまとめて詰め、ダンボールにわかりやすく書いておくとよいでしょう。
荷解きや掃除に使うもの、食事・入浴・就寝時に使うものはすぐに見分けられるようにしておけば引越し当日もある程度快適に過ごせます。カーテンも新居で目隠しとして使えるので、すぐに出せるようにしておくとよいでしょう。
はさみ、カッター、雑巾、コップ、割り箸、トイレットペーパー、便座除菌クリーナー、手洗い石けん、フェイスタオル、バスタオル、浴槽クリーナー、スポンジ、シャンプー、リンス、ボディーソープ、ドライヤー、着替え、歯磨きセット、カーテン
荷造りを始める前に必要なものを揃えておきましょう。ダンボールやテープ、布団袋といった梱包資材を用意してくれる引越し業者も多いですが、届けてくれる日が引越し日の数日前ということもありえます。荷物が多くて荷造りに時間がかかりそうな場合は、自分で用意して早めに始めてしまいましょう。
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