知っておきたい 7つの不用品処分方法
更新日:2023年7月14日
引っ越しでは意外にたくさんの不用品がでます。計画的に処分しないと狭いスペースで荷造りをしなければならなかったり、処分するための費用がかさんでしまったりすることも。それぞれの処分方法を確認し、余裕をもって行動しましょう。
読み返そうと思って捨てずにいた本、またいつか着るかもとクローゼットの奥に眠らせていた服、何年も使って調子の悪くなってきた家電など、引っ越しを機に処分しようと考える不用品には様々なものがあるでしょう。日常生活の中で出るゴミは自治体に回収してもらうことが多いですが、不用品のなかには自治体では回収してもらえないものや、処分方法を工夫することで処分費用を節約できるものもあります。処分方法に迷ってしまったら、下のチャートを参考にしてみてください。
自治体によって多少の違いはありますが「可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、有害ごみ、粗大ごみ」のように数種類で分別し、回収を行うのが一般的です。
本や雑誌、衣類などは資源ごみとして無料で回収してくれることも多いですが、粗大ごみは有料で申し込みが必要な場合がほとんどです。自治体に回収方法を確認しましょう。
回収時期が限られていたり、季節によっては混雑していたり、回収してもらえないものもあったりするため早めに準備を進めたいところです。
回収してもらえないものが不用品として出てしまった場合は、別の方法で処分する必要があります。
電器店でボタン電池、充電式電池などの回収ボックスを見たことがある人も多いのではないでしょうか。店舗によっては携帯電話やPHSを回収していることも。これらは販売店にて無料で回収してもらえるうえ、リサイクルされるため資源を有効活用することができます。不用品の中にこれらが含まれていれば積極的に利用するとよいでしょう。電池だけでなく電化製品の本体も無料、あるいは有料で回収してもらえる場合があります。
エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)は家電リサイクル法により通常のゴミとして処理することができません。処分するための方法は4つです。
引っ越しを機に新しく買い換える場合は、買い換えをする販売店で処分してもらうと手間が少なくて済みます。さらに、買い替え時は運搬料を低めに設定している販売店も多いため、お得な処分方法といえそうです。リサイクル券の記入方法がわからなくても、その場で店員に質問できるので初めてでも安心。ただし、古い商品の引き取り先と新しい商品の届け先が同一でないと、回収を受け付けてもらえないこともあります。また、自分で運べるものなら直接店舗に持ち込んだほうが安く処分してもらえる場合もあるため、料金や運搬条件などを購入時に相談してみましょう。
買い替えの必要がなく処分だけしたい場合でも購入した販売店に依頼できます。
買い替えの時と同じような流れですが、リサイクルのみの場合は運搬料がやや高めに設定されていることが多いようです。直接店に持ち込むと安い運搬料で引き取ってくれることもあるので、自分で運べるものなら直接持ち込みを受け付けてくれるか問い合わせてみるとよいでしょう。
また、「贈答品や中古品のためどこで買ったのかわからない」「遠方に引っ越ししてしまって購入した販売店へ依頼をするのが難しい」「購入した販売店が閉店してしまった」という場合もあるでしょう。
近くの販売店に依頼することもできますが買い替えをしない場合、販売していないものに対して販売店に引取りの義務はありません。(商売上の判断で引き取ることもできます)受け付けてくれるかどうか、持ち込む前に問い合わせてみましょう。
処分したいものが自分で運べる場合は、直接指定引取場所に持ち込むこともできます。
リサイクル料を確認して郵便局でリサイクル券を買う必要がありますが、運搬料はかかりません。
指定引取場所やリサイクル料の金額、リサイクル券の記入方法はインターネットでも確認できます。
一般社団法人家電製品協会
リサイクル券を買えば持ち込みを受け付けてくれたり、提携業者を紹介してくれたりと、自治体によって対応は異なります。詳細は直接自治体に問い合わせてみましょう。
東京二十三区家電リサイクル事業協同組合では、「玄関からの運搬のみの場合」運搬料は概ね3,000円前後の目安となっています。
引っ越し業者によっては不用品を買い取ってくれたり、引き取ってくれたりする場合があります。引っ越し作業の時に回収してもらえることが多く、引っ越しのギリギリまで使いたいものを処分するのに便利です。ただし、買い取りの場合は対象製品や製造年など条件が細かく設定されている業者もあるので、見積もりを取る時に条件を満たしているか確認しておくことが必要です。
買い取りをしてもらえない場合でも無料、あるいは有料で引き取ってもらえることがあります。費用や対象製品は業者によって異なりますが、自治体回収のほうが安く済む場合も多いです。必ず見積もり金額を確認してから依頼しましょう。
不用品回収を専門に行っている業者もあるので、自治体回収が間に合わなかった場合や引っ越し業者に回収してもらえない場合は問い合わせてみましょう。引き取ってもらえるものの種類に制限が少ないため家具や家電、一般ゴミなど幅広く回収してもらえます。料金は自治体回収より高額になる傾向がありますが時間の融通が利きやすく、早ければ即日引き取ってもらえることも。また、電話やインターネットで申し込みでき、自宅まで引き取りにきてもらえるのも便利です。
業者によってサービスも金額も様々なので、できれば複数の業者に見積もりを取って比較検討し信頼できるところに依頼するのがよいでしょう。
まだ使えるもの、捨てるに忍びないものはリサイクルショップに引き取りを相談してみるとよいでしょう。
無料で引き取ってくれたり買い取ってくれたりします。とくに家電製品はリモコンや取扱説明書などの付属品があれば、すべて揃っていたほうが買い取り価格が高くなる傾向があります。有料で処分する前に、まずは確認してみるとよいでしょう。近くに店舗があって自力で運べる場合は直接ショップに持ち込むこともできますし、自宅まで来てもらえる出張買い取りサービスを行っているショップもあります。
ただし、業者によって対象となるものがある程度決まっているので、依頼するものの中に対象外のものがあると引き取ってもらえなかったり、処分費用を請求されたりすることも。
ネットオークションやフリマアプリを利用したことがある人も多いのではないでしょうか。これらの方法なら好きな時間に登録でき、出品するものに対する制限も多くないので、様々なものを販売できます。また、購入希望者と直接やり取りするためリサイクルショップに売るよりも高額で買い取ってもらえることも。
ただし、何かトラブルがあっても基本的には自分で対処する必要がありますし、梱包や発送手続きなども自分で行わなければなりません。また、購入希望者が現れないこともあります。引っ越しまで日数の余裕がない場合は避けたほうがよいでしょう。
リサイクルショップでは買い取ったものをほかの人に売るので、使用するのに問題がなくてもキズがあったりシールやステッカーなどが貼ってあったりするものは買い取りしてくれないことがあります。また、オークションやフリーマーケットでもそういったものは売れにくく、買い手が見つからないことも。
親しい友人なら、使用するのに問題がなければ気にしないと言ってくれる人もいるかもしれません。友人や知人に欲しがっている人がいないか声をかけてみるのもよいでしょう。直接持っていってもらえれば送料はかかりませんし、身近な人に喜んでもらえるのはうれしいですよね。ただし、欲しがっていないものを無理に押し付けるのはトラブルの元です。
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